平行と垂直
カテゴリ:幾何学

角の交わり方の特殊例として平行と垂直があります。ここでは、これら平行と垂直について解説します。
平行と垂直
2直線があり交わらないとき、直線
は平行(へいこう)であるといいます。そして、
と書きます。よく会話でも「議論が平行している」といったりしますね。これは、話が一向に収束しないことを平行に例えたものです。平行の記号として以下のように書く場合があります。記号にとくに決まりはないので、自分がわかるように記号をつければOKです。
2直線があり90°で交わるとき、直線
は垂直(すいちょく)であるとか、直交しているとか、直角であるといいます。そして、
とかきます。
平行における角度の性質
以下のように平行な直線があり、これらの直線に交じる直線
があるとします。
この際、を同位角(どういかく)といい等しくなります。
また、を錯角(さっかく)といい等しくなります。
同位角や錯角は平行である必要はありません。ただ、平行なら同位角や錯角が等しくなります。
著者:安井 真人(やすい まさと)
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