電磁気学
電磁気学は電気や磁気について学問です。電気はパソコンや電灯など私たちの身の回りでなくてはならない存在です。また、電磁気学を身につけておくと、回路を設計したりできるのでとても便利です。電磁気学ではベクトルの微積分であるベクトル解析の知識が必要です。ベクトル解析についての知識がない人は勉強しておくといいでしょう。

キルヒホッフの法則
前回オームの法則を金属電子の簡単なモデルから導きました。ここでは、オームの法則を利用して、電子回路の計算をしてみましょう。でもその前に、キルヒホッフの法則を知る必要があるので説明します。

磁束密度
これまで電場に限って話を進めてきました。しかし、電磁気学の名前からわかる通り、電場だけでなく磁場も議論し、電場と磁場の関係を記述しなければなりません。そこで、ここから磁場も導入し、磁場と電場の間の関係性を学んでいきます。

磁束密度が電流へ与える影響
金属に電池をつなぐと、金属内の電子に流れができます。この電子の流れが電流でした。また、電流が流れているところに磁束密度が加わるとローレンツ力で電子は力を受けます。今回は、この電子が受ける力を計算します。

ビオ・サヴァールの法則
電荷を持った質点が磁束密度のある場所を移動すると力を受けることを学びました。実は、電荷を持った質点が動くと磁束密度が生じます。電流を導線に流して方位磁針を置いたら向きが変わるといった実験をやりませんでしたか?この実験で起きた現象を記述するのが今回の内容です。