行列
カテゴリ:行列

ベクトルは数字を一列に並べたものでした。ここで学ぶ行列は一列だけでなく、2次元に数字を配列します。列が増えることにより、計算方法も多彩になってきます。ここでは、この行列の用語や表記法について解説していきます。
行列の表記法と用語
まず、行列の表記方法を説明します。長方形状に
のように実数を並べた配列を行列(ぎょうれつ)と呼びます。それぞれの数字を成分といいます。成分の横の並びを行といい、縦の並びを列と呼びます。ここで行と列の方向の覚え方ですが、
のように「行」は横に線があるから横、「列」は縦に線があるから縦とおぼえます。先程述べた行列
をそれぞれ2行1列の行列、2行2列の行列、2行3列の行列と呼びます。ベクトルはn行1列の行列と考えることができます。
行列が等しいとは
i行j列の要素がすべて等しい行列を等しいといいます。例えば、
において
,
,
のとき
となります。
著者:安井 真人(やすい まさと)
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